木と暮らす仲間たち

木のちえ

木はこんなに役立っています。

地球温暖化を防ぐはたらきを
しています!!

01

木は、二酸化炭素を
吸収して貯えます。

森の木々は光合成によって成長しながら、大気の中の二酸化炭素を吸収して貯蔵。地球温暖化防止に大きな役割を果たしています。木々が木材になり、住宅や家具などに形を変えても炭素は木材の中には蓄えられたまま。森の木々や木材は二酸化炭素の貯蔵庫なのです。

02

加工時の炭素排出量が少ないのも、
木材のメリットです。

木材は、加工するときに排出される二酸化炭素の量がとても少ない材料です。鉄やアルミニウムの代わりに木材を使えば、二酸化炭素の発生量を抑えることができます。

03

国産材は少ないエネルギーで
輸送できます。

外国産の木材を日本に輸入するのには、長い距離を運ばなければなりません。そのため、多くの化石燃料を消費することになり、環境に大きな負荷がかかります。国産材は、輸送のための消費エネルギーを大きく減らすことができる省エネの優等生です。

04

国産材は、日本の
環境にぴったりです。

木はそれぞれの環境にあった特性を持って成長します。日本で育った国産材は、日本の環境への適応性も高く、日本の家づくりに最適です。

05

地域経済を活性化できます。

日本は森林大国です。でも、長く安価な輸入材が多く使われてきたため、国内の林業は衰退していくことに。国産材を利用することで再び林業に活気が戻り、経済が活性化すると期待されています。

木の家は、CO2排出削減に効果があります。

木造化による住宅の建築段階のCO2排出量のグラフ

木造住宅のCO2排出削減

(床面積当たり、2005年値)
資料:(一社)日本建築学会「建物のLCA指針-温暖化・資源消費・廃棄物対策のための評価ツール-改訂版LCAデータベース ver.101」をもとに林野庁作成

木の家の炭素貯蔵量は、優秀です。

地球温暖化防止への貢献が期待

住宅の中に蓄えられている炭素量のグラフ

木造住宅の地球温暖化への貢献

資料:大熊幹章「地球環境保全と木材利用」2003

まだまだあります。
国産材のいいところ。

地域の生活や環境を守ることもできます。

国産材を積極的につかうことによって森林の手入れを進めることが可能になり、自然災害から地域の皆さんの生活や豊かな環境を守ることにもつながります。

木材の品質や性能がきちんと保証されています。

JAS規格、合法伐採木材等の流通および利用の促進に関する法律(クリーンウッド法)、トレーサビリティなどに守られていて、安心できるものも国産材ならではのメリットです。

合法伐採木材などの流通及び利用の促進に関する法律(クリーンウッド法) (株)クロダ/ナイス(株)は登録済

「JAS」について

JAS規格制度とは、農林水産大臣が制定した日本農林規格(JAS規格)による検査に合格した製品にJASマークを貼付することを認める制度のことです。JAS製材品は、消費者が利用しやすいように、全国どこでも一定の品質の製品が入手でき、品質も保証されることを目的に、用途別、製品別に項目を定めて規格化が行われています。

SDGsにも効果的です。

SDGsとは、「Sastainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。目標17項目の中の1つ「目標15陸の豊かさも守ろう」に、「持続可能な森林の経営」という目標も含まれています。国産材を利用することは、脱炭素化や森林の若返りなどにもなり、環境問題対策に効果的です。